GOLDEN

2019.04.20 Saturday

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    CRAFT BEER BASE Brewing Lab

    Beer Category : 001

     

     GOLDEN 

     

    ●ゴールデンカラーであること

    ●モルト、ホップ、副原料のバランスガ取れていること

    ●毎回考察すべきチャレンジ事項が盛り込まれていること。

     

    Brewing Labにおいて「GOLDEN」というビールについてお話ししたいと思います。
    醸造を始める前、よく「何のビールから造りますか?」と質問を受けました。
    その答えが「Golden Ale」です。

    私達はGolden AleBASEと設定しています。
    醸造の初心者の私達にとって醸造の基本を学ぶ時に、良きにしても悪きにしても一番その原因が分かりやすく、また、新しい醸造テクニックや原材料を使用するときにもその違いが顕著に出るであろうスタイルとして現在も繰り返し醸造しています。

    今回までに醸造し、リリースしたのは
    GOLDEN 001 Koji 5%
    GOLDEN 002 Koji 0.7%
    GOLDEN 003 Heidelberg 100% 
    GOLDEN 004 Amarillo ver.
    GOLDEN 005 Koji Golden Ale

    醸造技術発展のための反復醸造だけでなくこの「GOLDEN」には様々な役割があります。

    その1
    原材料の特徴を知る。
    醸造を開始するにあたって、私達Brewing Lab チームにとっては原材料に触れることも初めて。ビールを造るにあたり、その原材料の違いをまずは知ろう。
    GOLDENの初期レシピはすべて同じ「ピルスナーモルト」と呼ばれるベースモルトの中でも一番ライトなモルトのみで構成されています。しかしながら、その「ピルスナーモルト」も産地やモルト会社が変われば味わいが当然のように変わるのです。
    では、本当に「このビールを造りたい」と思った時にぴったりの味わいを造れるためにはその産地やモルト会社のテイストを知る必要があるのではないか。

    実際、毎回のようにモルトの産地・メーカーを変えました。ドイツ2社、カナダ2社、イギリスなど。現在の使用した結果は
    モルトのフレーヴァや特徴の強弱は産地にも寄与をするが、品種やモルト会社によって左右されることが多い。
    単に「ピルスナーモルト」と分類するだけでなく出来る限り原材料自体の特徴を把握するほうがよりビールのフレーヴァの構築に正確さを与えることが出来る。
    特定モルトの特徴により顕著に出やすいオフフレーヴァに対し警戒した対処を取ることが出来る。
    001005は主にモルトにフォーカスを当てた展開としたが、004で試みたAmarillo ver.のようにホップの種類に対しても同じスタンスを持っていきたいと考えている。
    また、イーストのみの違いもチャレンジするつもりです。
    GOLDEN」はボディ・モルトバランス・ホップバランス・ビタネス・エステルなどにおいてすべてLowでしかもバランスがとれていることが求められます。
    だからこそ、改善点や期待する効果が結果として分かりやすく表れるスタイルでもあると捉えています。
    ゆえに、このスタイルをBrewing Labでは「BASE」と位置付けています。

    その2
    日本の食文化において、日本人はビールを中心とする常用酒を食中に飲むことが多い人種だと感じています。しかも日本食は素材そのものの味わいを活かす繊細なバランスのメニューが多く、ビールの中でも個性が強いものとの相性には悩まされる場合があります。
    そこでBrewing Labは米麹を使用し、麦だけでは出ない丸み・フレーヴァを醸し出しています。そこに柔らかな苦味を加えることで「苦味と旨味の+シナジー効果」を期待する設計をしています。
    もとより、世界中にオリジンを持つ多彩なビアカテゴリーの中にはまだ「Japanese Style」として確立したものがなく、私達としてもいつかは母国独自のビアスタイルの確立と食との可能性からのより優れた食文化の提案・定着を夢見ています。
    この「GOLDEN」を通じて、日本のビールの在り方を模索できればと考えています。

    醸造を開始し、4カ月が過ぎようとしている今、改めて今までを振り返りつつ、新しい技術を盛り込んでいけるよう、この「GOLDEN」を進化させていきたいと思っています。

    また、そのテイストはクリーンで一杯目に飲んで頂ける親しみやすさと、のどの潤しに最適なビールとして愛されるシリーズでありたいと考えています。

     

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