Sierra Nevada Brewing よりSteve Grossman氏 ご来店

2019.05.30 Thursday

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    人と人とのつながりを大切にする。
    クラフトビールの流行は流れが速い。
    良いものを作ってもね。


    2019年5月23日。

    アメリカ、Sierra Nevada Brewing よりCo-FounderでBrand AmbassadorのSteve GrossmanさんがCRAFT BEER BASEまでお越しくださいました。
    Steveさんがお越しくださいますのは3度目になります。
    Sierra Nevadaの存在は私にとって、CRAFT BEER BASEにとっても、特別な存在です。

    アメリカのクラフトビールシーンを作り上げてきたビールに「Sierra Nevada Pale Ale」を上げないわけにはいかない。
    このペールエールの存在こそが私達の心を動かした。

     


    2015年、CRAFT BEER BASE BUDをオープンした時、Sierra Nevada Pale Aleは私達のハウスエールとして存在した。
    毎日、ティスティングをし、毎日そのビールを楽しむ方々の笑顔に出会えた。
    決して派手なビールではない。
    なのに、毎日飲んでも飲み飽きず、確かなまでの存在感を放つこのビールはアメリカのクラフトビールの歴史を作ってきた威厳があった。
    何度も飲んでいたはずなのに出勤一番のティスティングで度肝を抜かされるくらいうまいと感じることが多々あった。仕事終わりに飲みたい一杯に何度も選んだ。

     

    クラフトビールの世界は新しいビールが押し寄せるかのようにリリースされる。
    Sierra Nevada Pale Ale に出会って思ったことは、「美味いものは色褪せず、やはり感動するほど美味い。」ということだった。本物とはこういう存在を言うのだろう。

     

     

    Steveさんはその歩みをずっと支えてきた大黒柱の一人。
    この現代におけるクラフトビールシーンは彼らなしには成り立たなかっただろうと私達は見ている。

    そんな彼は日本にSierra Nevada Brewing のビールが輸入されるようになってから必ず毎年視察に訪れている。

    2015年に初めてお会いした時、私が大阪サイドの主催を務めた「American Craft Beer Experience」にて、ビールの品質管理に関するセミナーを受け持っていただいた。
    ビールの品質を守ること、高品質のビールをいかに生み出すかも。

    私はその頃は常に必死で、会の成功のみに集中していた。コンセプトは決まっていたものの、今思えば稚拙な部分も多々あった。
    その時の私に彼は言った。

    「君が主催したセミナーとこの会はとても良い機会になった。お客様にも、醸造家にも、この業界に関わる同業者にも。大きな一歩を踏み出したね。でも、この活動は続けないと意味がない。頑張りなさい。」

    その言葉が大きく私の胸に響いた。

     

    それから、Steveさんは機会があれば大阪へ立ち寄って下さり、私達の元を訪れてくださった。
    その度に再確認する。「正しい味わいのビールを広めるための活動は、彼に言われたように続けていられているか?去年の私より、昨日の私より、成長しているか?」

    2015年より何が変わったか?
    私の4年間はこう告げます。
     正しいことを伝えるということは一人ではできない。叶わない。だからこそ、想いを共有できる仲間が必要だ。と。自分とは違った才能と、同じ情熱ある人間に理解を得ること。共にクラフトビールを広めてもらうこと。

    今はそのためにも、自分自身を磨く毎日だ。スキルも、人間性も、見識も。

     



    今回、またSteveさんは心に残る、考えさせられる言葉をくださった。
    「クラフトビールの流行の流れは速い。情報のスピードと共に流れて行ってしまう。
    良いビールを造ったとしても、ともすればすぐにお客様に忘れ去られてしまう。
    だからこそ、パブを回って、お客様と交流を持つこと。
    自分達のビールをより理解していただき、好きになってもらうきっかけを作っていきたい。」
    そう言って、私達の店舗でお客様へ滞在中ずっと語り掛けていた。
    存在と、会社の規模が大きくなっても、クラフトビールはお客様やクライアントに直接会って言葉として伝えること、人と人との関係を大事にしたい、とコミュニケーションを取っている彼を見て、とても感銘を受けた。

     

    より、Sierra Nevada Brewing を、Steveさんを好きになったことは言うまでもありません。

    私達の醸造は始まったばかり。
    今はまだ苦労や悔しさ、もどかしさの毎日。

    やりがいも、いつか感じるであろう達成感も、お客様からの声もまだ彼方の存在のように感じている。それでも、彼らの素晴らしいビールをとても良い状態で飲める幸せと、実際のSteveさんの言葉を胸に、これからも日々醸造に、そして、素晴らしいビールを正しく伝えることに真摯に向かいあい、いつか形にできるよう一歩一歩進んで行こうと思う。

    いつもいつも、沢山の方々の励ましやアドヴァイス、素晴らしい生き方に影響を受け、自分達の襟を正す機会を頂けていることに感謝が尽きません。
    そして今回も。

     



    Steve Grossman

    やはり、敬意の尽きない素晴らしい方でした。そして、チャーミングで優しい方です。

    目指すべき素晴らしい方がいるということは、人生にとって何にも代えがたい宝物ですね。

     



    明日、また頑張ろう。
    そう思える一日を、ありがとうございました。

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